2012年6月16日土曜日

マイケル・サンデル

最近NHKでよくマイケル・サンデル教授の講義やってて見ている。サンデルさんはゆっくり話すので英語で見ててもだいたいのことは分かる。だけど、知らない単語とかが出てくると一瞬思考が止まってしまうのでそのあとまでわかんなくなっちゃう。これは今後の課題。自分が知らない単語は分からない。自分が話すスピードでしか相手の話を理解できない。

まぁそれはいいとしても、講義の内容は市場原理をどこまで適用するか、というものだったと理解している。村の名前をスポンサーに売ってもいいか、コンサートのチケットをダフ屋から買ってもいいか、などトピックは様々。最終的にはどこで市場原理と市場原理を適用しない世界との線引きをするかという議論に戻ってくる。

ここでは個人的な意見を述べるというよりも、サンデルさんの講義の良さをどのように感じているのかということについて述べたい。基本的に講義は”議論”という形で進められる。普通の大学の授業では意見をぶつけ合う機会というのは少ない。考えて相手と意見をぶつけ合う。その中で矛盾があればサンデル教授はそこの矛盾をどう解釈すればよいのかを追求してくる。

こうして結論にたどり着こうとしていくわけだが、僕が今まで受けてきた教育と明らかに違うのは、表現するという行為が講義の中にあることだ。自分の意見を伝えようとすれば分かりやすく考えを説明したなければならない。自分の中で絡まった思考のひもをほどきつつ、相手に伝えるのはとても難しいことだと思う。この点が明らかに自分には足りてないと思っている。もっと発言の機会を大事にしていきたい。

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