2012年7月2日月曜日

クロネコ

今日部屋に帰ると、クロネコから届け物の不在通知がポストに入っていたので電話をかけた。明らかにダメダメそうなオヤジが電話に出た。どのくらいで届くか尋ねた。だいたい何時に着くのかを知りたかったからだ。


僕が、「何時頃に届きますか?」と聞くと

「それは言わないでください~、こっちも忙しいので。9時までには届けますんで。」、と返された。

すぐに腹が立った。早く届けてほしいと言ったわけではないのに、めんどくさそうな対応をされたからだ。だけど、しばらくすると考えが変わった。


たぶんクロネコのオヤジにしてみれば、やりたくもない仕事を毎日しているのだろう。それも毎日忙しい。それはオヤジの処理能力の問題にも関わるかもしれないが、とにかく忙しいことに変わりはない。そんな仕事を毎日9時、10時までやらされている。そして配達時間が遅れると、お客さんや上司から文句を言われる。しかし働かなければ生きていけない。


少しオヤジのことが、かわいそうに思えた。そしてこれから、社会に出て働かなければならない自分を憐れんだ。世の中いろんな人がいて回っている。オヤジよりかわいそうな境遇の人だってたくさんいるし、オヤジより楽にしてオヤジより何倍も稼ぐ人もいる。ほんとに悩み多き世の中だと思う。誰もが楽しく幸せに毎日を送れる時代は来るのか。せめてオヤジが仕事終わりにビールの一杯でも飲んでいることを願う。

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