人は自分を犠牲にしても誰かのために尽力することがある。
自分の喜びより自分以外の人の幸せを嬉しく思うことがある。
これが次の時代を作っていく力なのだろう。
そんなことを考えていたら、専攻科にいた時のことを思い出した。
2008年の夏 -学びまつり-
「資本主義は崩壊する」
そのときはこの言葉の意味がよくわかっていなかったが、ようやくなんとなく理解できた。
これはJ.A.シュンペーターの言葉なのだが少し付け加えると、
「資本主義は自身の成長によって崩壊する」 という意味なのだそう。
つまり資本主義の恩恵を受けた人たちが反資本主義的な価値観を生み出し
資本主義社会は終わりを迎えるということを予言している。
僕はこの反資本主義的な価値観というのは、自己犠牲なのではないかと考える。
今日、全人類的に見ても経済格差はどんどん大きくなっている。
コンビニに行ってワンコインでジュースが買える人もいれば、
毎日物乞いをしながら暮らしている子供たちもいる。
僕たちは先進国に生まれた人間として、日本人として、
そのひとたちのためにできることを考えなければならない。
そして僕たちにはその余裕があるではないか。
しかし、世界は一瞬で変わるわけではない。
僕だって具体的に何かしているわけではない。
だから、まずは周りの人のために自分を犠牲にしてみないか。
自己犠牲の輪がここから世界中に広がることを願う。
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